失敗しない屋上緑化システム「常緑キリンソウ袋方式」による720㎡屋上緑化(自走式立体駐車場)です。屋上の駐車スペースを緑化しています。将来車が増えた場合には、駐車スペースに戻すことも考えられた緑化です。「常緑キリンソウ袋方式」なら簡単に緑化部分を移動できます。草加松原団地は、埼玉県草加市にあった旧・日本住宅公団造成のUR賃貸住宅。1962年(昭和37年)に入居が開始され、完成当時、東洋最大規模と言われたマンモス団地でした。老朽化したため順次建て替え事業が行われています。
施工風景
施工期間中、とても寒く、雨、風、雪に凍えた現場です。雨を避ける為、テントを設営し、袋方式に植栽しています。休憩中の鯛焼きが本当に有難かった現場です。
季節による常緑キリンソウの変化
常緑キリンソウは、常緑と言っても常に同じ状態ではありません。11月頃に、新旧の入替りが有ります。最も大きくなった時で背丈は30cm程度、冬場で10cm程度となります。この為、どんどん大きくなって剪定作業が必要になることもありませんので、非常に管理が楽な植物です。
施工7年後の様子
2010年に施工し、2017年7月の様子です。この間、散水やメンテナンスは行っていませんが、常緑キリンソウは元気な状態です。袋の表面にコケがついていますが、雑草は見られませんでした。また、袋に損傷はなく、植物の根が貫通しているよう事は有りませんでした。